胡桃

私は泣く。 かわいそうな自分のために どうにもならない周りのことに 大人を理解できない子どもや、子供の心を忘れた大人のために 海の向こうで孤独にしている老人のために 隣に住む大学生や、 地上の草を濡らした朝露、掘り起こされる前の鉱物のために 思い…

雨の日に思うこと

嫌いなもの、役割、ラベル、向上心、なめくじ、百合、雨の日に足が濡れること。 好きなもの、混沌、不思議、あまのじゃく、かたつむり、薔薇、雨を窓辺で眺めること。 微妙な差異を見分けられると、世界がまた深くなる。 音階は7つ、鍵盤は88鍵、奏でる音…

やっと大人に

なんとなく今年の読書状況を振り返ってみると、折にふれていろいろ考えていたことを思い出した。 1.流行に流されても、いいことなんてなにもない。 →銃・病原菌・鉄(上) ジャレド・ダイアモンド:劇的につまらなかった。 2.去年から熱望しているのだか…

金太郎飴の日々

毎日の生活は同じ事のくりかえし、というのが 私の人生をより豊かにしてくれるのだということを 実感しているところです。 早寝早起き、ストレッチ、三食とおやつ、勉強、読書。 毎日同じで毎日違う。 プログラム化された生活に安心します。 土日なんてなく…

社会人復帰

7ヶ月のブランクを経て、社会人に復帰しました。 こうやって数えてみると、結構長い間ふらふらしていたみたいですね。びっくり。 新しい仕事は法律事務。苦手分野を克服しようキャンペーン第2弾。 第1弾のITで撃沈したのに、懲りません。 「どんなに遅くなっ…

Farewell, my 2012.

神の子イエス様のご生誕日ですが、わたしにとっては (というか、だいたいの日本人にとっては)年末のいち平日です。 実家でこたつにあたっていると、頭の中が年越しモードに切り替わり始めました。キリキリ。 年齢ではなく西暦で物事を考えるのが習慣なので…

本まみれ

ふらっと東京に遊びに行ってみたら、痛い目見ました。 刺激をたくさんもらいました。 そんな人達に囲まれて、幸せものだなあと感じたところです。 引越しの時に本棚を大量増設したのだけど それでも間に合わない本の収納。 私は気が狂っているのかもしれませ…

さっそく真冬並み。

仙台はすでに、私の知る限りでの真冬の寒さです。 空は厚くもなく薄くもない雲に覆われ そのすき間から夕日のように赤い陽が差しています。 まだ正午前ですが。 どこかで見た光景だと思ったら、12月のミラノでした。 1月末にはどんな気温になっているのだろ…

焼けぼっくいに

火がつくともう止められない、粘着質な私の読書傾向。 海外小説ばかりです。 V.〈上〉 (Thomas Pynchon Complete Collection)作者: トマスピンチョン,Thomas Pynchon,小山太一,佐藤良明出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2011/03/01メディア: 単行本購入: 1人 …

Book shelves look as though they are about to fall on me

書棚の前に立って、今度はどの本を読もうか考える。 手にしたものをぱらぱらとめくり、元の場所に戻す。 気になった絵本を最後まで読みきって、ふと窓の外に目をやると 川の色が辺りに滲み、青く翳り始めている。 もう30分以上経っていた。 でもここでは、好…

最近の本と映画

メモ程度に。 やっと腰を据えて読書ができます。 ■小説カラマーゾフの兄弟〈中〉 (新潮文庫)作者: ドストエフスキー,原卓也出版社/メーカー: 新潮社発売日: 1978/07/20メディア: 文庫購入: 28人 クリック: 86回この商品を含むブログ (131件) を見るやっと中…

憧れの国

2年連続で結婚記念日は「神楽坂で鴨」だったのだけど、 巷では危ない時期と言われる3年目をこれから迎えるために(?)気合を入れて 今回は遠出してみました。 ロンドン3泊、パリ4泊の9日間。 ビートルズに青春を捧げた母親の影響からか 私は気づいた時には…

In constructive loneliness

Polaroid SX-70 mixi、Twitter、Google+と様々なSNSに参加してきたけど、 Facebookはとても便利で有用なツールだと初めて感じた。 まず、世界中の友達と共通のSNSで繋がれるということ。 友だち検索(サジェスト)の精度が恐ろしくなるくらい高いということ…

Traveling to a destination,

... is one of my favourite things. 旅で一番楽しいのは、目的地まで移動している時間だ。 あとは、すべての予定を終えてホテルに帰ってきたとき。 ありがたいことに、年明けまでは専業主婦見習いってことになりました。 お陰様で掃除に洗濯、毎日充実して…

夏休みの宿題

マレーシア旅行から帰ってきたら、空にはもう秋の気配。 いっぱいもらった宿題は、結局ぜんぜん終わってません。 ■DVDトーク・トゥ・ハー スタンダード・エディション [DVD]出版社/メーカー: 日活発売日: 2004/02/16メディア: DVD クリック: 24回この商品を…

住民税の元をとる

図書館っていいね。 なんてったって、ただなんだもの。 ■本抱擁、あるいはライスには塩を作者: 江國香織出版社/メーカー: 集英社発売日: 2010/11/05メディア: ハードカバー購入: 3人 クリック: 79回この商品を含むブログ (52件) を見る真昼なのに昏い部屋作…

のんびりびり

あと30分で、ニートである。 社会人のうちに、一筆書いておこう。 仕事を終えたあとは怒涛の引越し準備と その合間を縫って関係各所とお別れのご挨拶をしてきた。 で、これまでの無理(した気もしないけど)がたたってか 仙台についた途端、灰になってしまっ…

退職届

先週一週間は引き継ぎやら案件対応やらで忙しく、 最終日も21時まで残業しました。 信じられません。 本当に余裕のない部署だったんだなあ、と改めて実感しました。 私がもっと割り切れてたらなあ。 休職したり、育休取ったりうまく組み合わせて お金もらい…

東京観光

東京を離れるにあたり、いろいろ準備を始めた。 とりあえず、もんじゃ。 そしてスカイツリー。 そしてそして、きっと仙台にはないジェームス・パースのカットソー。 大好きな人と、遊ぶ時間。それはこれから。 まあ東京には大切な人がたくさんいるので、 半…

また引越し

あはは、結局2ヶ月しかもたなかったよ。 7月中旬に仙台に移ります。 東京では本当にいろいろな人にお世話になって、 これからご恩を返していけるかな、というところで離れてしまうことになり、 少々残念かつ気まずい気もしますが、 こりゃもう、しゃーない…

インターネット環境整備完了

うちには奇跡的にFONの電波が入るので 無料でインターネットに接続できていたのだけど iPhoneは3G使わないようにしているので ポケットWi-Fiか、0001softbankに頼るかという 究極の選択。。 というか、後者はむりでしょ、ということで うちにインターネット…

やっとひといき

冬の終わりの嵐、桜の花びら、銀杏の新芽、 気がついたらもうすぐゴールデンウィーク。 夫と離れても、元気にやってます。驚くほど。 ひとりでテレビもラジオもない、本だらけの部屋にいるので 日頃残業続きでへばっていても、読書だけは進みます。 会社での…

空虚なからだ

この数日間、仕事以外になんのやる気も起きなくて ただ毎日を無為に過ごした。 そういうことなんだ、さびしいってことは。 村上春樹 雑文集作者: 村上春樹出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2011/01/31メディア: 単行本購入: 22人 クリック: 344回この商品を含…

久しぶりの読書

ぬるい眠り (新潮文庫)作者: 江國香織出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2007/02/28メディア: 文庫購入: 2人 クリック: 17回この商品を含むブログ (183件) を見る最近めっきり本を読まなくなっていたなあと思い、 本棚から何の気なしに手にとってみました。 冒…

もすこし先の春

この時期。 春が蜃気楼のように現れては消える、冬の最後。 もうすぐ25歳です。やっと。 四捨五入して30歳、ということが 今の私をどうにか奮い立たせてくれます。 30歳、もう大人。 労働してる、住民税払ってる、配偶者がいる。 次のステージが見えつつあり…

じぶんのからだを通すこと

人生におけるすべての感情を ひとつ残らず感じられたらいいのに。 いそがしかったり つかれていたり 何もする気が起きなかったり いろいろ肉体的な制約があって こころがいまどんな色をしているか どんな音を出しているか 見えなくなることがある。 花の美し…

おしらせ

そうそう、MIYAGI POLAROIDSに参加しています。 http://miyagi.polaroids.jp/ ID:saeco (緑) 仙台が本宅、東京は別荘だと思っているので。 3月末まで、週末の予定が埋まっています。 引越しや、司書課程のレポートや。 あああ、多忙過ぎる。 はやくのんび…

決めてはみたものの

7ヶ月も先延ばしにし続けていた究極の選択を、とうとう迫られました。 ずーっと、論理思考に頼っては答えが出ず、の繰り返しだったので もう最終手段に出ました。 好きな音楽を流しながら、極限までぼんやりして 思考が煮溶けたシチューみたいになったところ…

おとなになりたい

会社の上司と、元バイト先のレストランに行ってきた。 お店のみんなは、私達に話しかけに来てくれて おいしいごはんを出してくれて、 遅くなったけど、と結婚祝いに 「根っこ」という名前のワインをくれた。 なんというか、実家に戻ったみたいだった。 親戚…

うみというなまえの

いつかわたしが うみというなまえのねこを飼ったら 海辺に住んでいる気になれるかしら いつかわたしが そらというなまえのとりと暮らしたら 空を飛んでいるような気分を味わえるかしら いつかわたしが はなというなまえで呼ばれたら 花のように美しくいられ…