やっと大人に

なんとなく今年の読書状況を振り返ってみると、折にふれていろいろ考えていたことを思い出した。
 
1.流行に流されても、いいことなんてなにもない。
  →銃・病原菌・鉄(上) ジャレド・ダイアモンド:劇的につまらなかった。
2.去年から熱望しているのだから、そろそろロシアに行きたい。
  →アンナ・カレーニナ(上)(中)(下)レフ・トルストイ
3.三島由紀夫が好きだ。
  →音楽 三島由紀夫潮騒 三島由紀夫、不道徳教育講座 三島由紀夫:読みすぎ。
4.でもカポーティも好きだ。
  →遠い声 遠い部屋 トルーマン・カポーティ
5.法律って意外と面白いかもしれない。
  →よくわかる民事裁判 平凡吉訴訟日記 山本和彦、伊藤真民法入門 伊藤真:でも8割めんどくさい。
6.江國香織村上春樹は、読みすぎて少々食傷気味。
 
読むだけ読んで何も消化出来ていない感じがする。
 
役割で生きている人を見ると、不思議な気分になる。
もっともっと自由なのに、なんで自分を縛り付けるんだろうって理解できなくて、
その縛っている縄は自分のお手製でしょうって言ってあげたくなって、
でもそれを私が言うのはその人としては望んでいることではないから言えなくて、
結局、「そっかー、大変だねえ」という心にもない同情心を表す言葉を選んで発する。
こんなことしている自分が、ほんと不思議。
大人になるって、面倒なことなのねえ。