会社の上司と、元バイト先のレストランに行ってきた。 お店のみんなは、私達に話しかけに来てくれて おいしいごはんを出してくれて、 遅くなったけど、と結婚祝いに 「根っこ」という名前のワインをくれた。 なんというか、実家に戻ったみたいだった。 親戚…

いつかわたしが うみというなまえのねこを飼ったら 海辺に住んでいる気になれるかしら いつかわたしが そらというなまえのとりと暮らしたら 空を飛んでいるような気分を味わえるかしら いつかわたしが はなというなまえで呼ばれたら 花のように美しくいられ…

Illuminance作者: 川内倫子出版社/メーカー: フォイル発売日: 2011/06/07メディア: 単行本 クリック: 14回この商品を含むブログ (11件) を見るAILA作者: 川内倫子出版社/メーカー: フォイル発売日: 2005/11/01メディア: ハードカバー クリック: 5回この商品…

そして誰もいなくなった (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)作者: アガサ・クリスティー,青木久惠出版社/メーカー: 早川書房発売日: 2010/11/10メディア: 文庫購入: 17人 クリック: 42回この商品を含むブログ (76件) を見るクリスティは、幼き日に読んだ「ABC…

兎の眼 (角川文庫)作者: 灰谷健次郎出版社/メーカー: 角川書店発売日: 1998/03/20メディア: 文庫購入: 10人 クリック: 54回この商品を含むブログ (84件) を見る二十四の瞳 (角川文庫)作者: 壺井栄出版社/メーカー: 角川書店発売日: 2007/06/23メディア: 文庫…

組織と聞くと、まず思い出すのは ハチとか、ハダカデバネズミとか 社会性の動物たちです。 階級社会、ヒエラルキー。 組織を動かすには、大きなエネルギーが必要。 自分だけでどんなに感情に訴えかけてもダメで、 ロジックと感情で自分の上司を説得し、 その…

紛れもなく、もう秋だなあ。 私はと言うと、陶芸教室に通ったり 新しい化粧品を買い込んだり。 そして読書。 秋になると、急に質より量を追い求めたくなる。 今年は質も量も、という贅沢な欲求を満たすために 禁断の果実、横溝正史に手を出してしまいました…

Pomplamoose：My Favorite Things フランス語でグレープフルーツを表す「pamplemousse」だと思いきや、 ちょっと綴りが違った。。 こういう重ね録り系、好きだー。エンヤしかり。 「My Favorite Things」という曲は、もちろん ジュリー・アンドリュースの「…

元素生活 Wonderful Life With The ELEMENTS作者: 寄藤文平出版社/メーカー: 化学同人発売日: 2009/07/16メディア: 単行本購入: 8人 クリック: 136回この商品を含むブログ (43件) を見る高校生の時、元素周期表の美しさと合理性に驚嘆し、 メンデレーエフ崇…

主演俳優、監督、原作者だけでなく、 たまには音楽担当者で映画を選んでみるのも、いいかもしれない。 女の子ものがたり [DVD]出版社/メーカー: ポニーキャニオン発売日: 2010/03/03メディア: DVD購入: 1人 クリック: 238回この商品を含むブログ (70件) を見…

不意に海の中を覗いてみると そこはとても静かで、自分の呼吸の音すらも聞こえない。 太陽の照らす海の底、波間の陰、あたたかい水。 押し寄せてくる事務処理のような人付き合いと、雑多なものごとの作る大波を 上手く乗りこなすことができるようになった時…

うちの周りは住宅街で、しかもみんな庭付きなもんだから 虫がたくさん生息していて、空気も割ときれいです。 晴れた朝には、気持ちいいくらいの大音量で蝉が鳴いています。 What We Talk About When We Talk About Love (Vintage Classics)作者: Raymond Car…

夫宛てに来ていたAmazonの箱を、勝手に開けた。 何が入っているか、分かっていたから。 Lustアーティスト: Rei Harakami出版社/メーカー: ミュージックマイン発売日: 2005/05/25メディア: CD購入: 10人 クリック: 280回この商品を含むブログ (423件) を見る…

三連休って素敵。 二日も無茶できるから。 先週は仕事しないモードに入っていたので 霧の彼方に消えゆきそうだった私生活を取り戻せました。 ■ブラックスワン：http://movies2.foxjapan.com/blackswan/ 今さら、ですがやっと観にいけました。 完成度高い、と…

あーもう、なんでこんなに忙しいの。 とうとうこの業界の闇の部分に足を踏み入れてしまった感があります。 6時半出社、翌日0時10分退社。家に着くのはもう1時。 せっかく帰っても頭が冴えてなかなか寝付けず、慢性的な寝不足。 そして土曜日も出社。 週末は…

だいたい物事を斜に見ている、とよく感じる。 どうしてかわいく「うん、そうだよね。わかるー」とか 言えないんだろう。 どうして新しい物事をそのまま受け入れずに 一旦突き放してしまうんだろう。 もうこれは、24年の人生の中で培われてしまったから 後戻…

入籍自体は去年の9月にしていたのだけど、 ゴールデンウィーク終盤に、結婚式をしてきました。 全然気乗りしないし、 なんで醜い私が美しいドレスを着なきゃいけないのか分からないし、 そもそも人前に立つなんて恥ずかしすぎて涙が出そうだったけど 無事に…

きらきらひかる (新潮文庫)作者: 江國香織出版社/メーカー: 新潮社発売日: 1994/05/30メディア: 文庫購入: 4人 クリック: 311回この商品を含むブログ (271件) を見るいつか記憶からこぼれおちるとしても (朝日文庫)作者: 江國香織出版社/メーカー: 朝日新聞…

ぬるい眠り (新潮文庫)作者: 江國香織出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2007/02/28メディア: 文庫購入: 2人 クリック: 17回この商品を含むブログ (183件) を見る号泣する準備はできていた (新潮文庫)作者: 江國香織出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2006/06/28…

１秒前までのできごとが、まぼろしのように崩れ去る 縷々と繋がれてきた営みが、大きな力で流される 今までが、過去になる 悲しい3月でした。 久しぶりに、心からの言葉が出せません。 何をしゃべっても、何を考えても それは本質を得ず 重みのない球体が 油…

3月に入り、とうとう社会人1年目も最後の月になりました。 まだまだ寒いけど、たまーに春らしい陽気で しかもそれが週末にあると、すごく調子が出てきます。 この一週間は仕事でかなり忙しくて、 毎日終電近くで帰宅していましたが 私の仕事は接客業なので（…

今週は不思議。 14日には巨大雪だるま制作に精を出したのに、 昨日今日はコートもなしで散歩していた。 もう春かしら。もう春なんでしょうね。 24歳になって、やっと大人であることに自信が出てきました。 年齢なんて、体重なんて、ただの数値よ、と 本気で…

東京に雪が積もる、なんて 長く待ち焦がれていた日に ふと抱きすくめた黒髪が 焦がされたキャラメルの匂いで 今日という日が 限りなく完璧に近い日であるということに やっと気がついた。 白黒はっきりつけたい私は 世の中に多様な価値観があることに たじろ…

釈然としない一週間。 前半は吐き気を催すほど仕事が嫌になり 後半は忙しさでわりかし楽になる。 こうして自分をだましだましながらでも 続けていくことが大切なのかしら。 とりあえず、職場の人はみんないい人なのです。 だからこそ、悩むのだけど。 いつ何…

ちょっと感じたこと。 短歌や俳句は、前提があってこその文学だと思う。 松尾芭蕉の「奥の細道」だって 和歌で有名な「伊勢物語」だって ストーリーの中の、歌だもの。 情景描写や客観的事実の記述の後に、 登場人物が自分の感情を吐露する手段として 歌を選…

本から遠ざかっていたこの数カ月間。 テレビは脳を溶かすことを実感。 女神 (新潮文庫)作者: 三島由紀夫出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2002/11メディア: 文庫購入: 2人 クリック: 12回この商品を含むブログ (36件) を見る表題作がやっぱり一番いい。 とい…

この世の価値を数えよう わたしと、あなたで これから出会う価値と 私たちが生み出す価値と 氷原に花を撒くあなたが 海原で涙を流す私を見て 助けずにはいられなかったように いまわたしは 砂粒をひとつひとつ拾いながら 見つめているのです その中にあるひ…

白い天井を見上げながら 大切だと思った何かを思い出そうとしていると 光の粒子がさらさらと、流れていくのが見えた。 その流れを手で掬おうとしても 指の隙間からこぼれていってしまう。 本当に、なんだっけ。 最近物忘れが激しくて。 睡眠欲が最近激しくて…