2011-01-01から1ヶ月間の記事一覧

ピエールカルダンダンルジャルダン

ちょっと感じたこと。 短歌や俳句は、前提があってこその文学だと思う。 松尾芭蕉の「奥の細道」だって 和歌で有名な「伊勢物語」だって ストーリーの中の、歌だもの。 情景描写や客観的事実の記述の後に、 登場人物が自分の感情を吐露する手段として 歌を選…

やっと本に戻れた

本から遠ざかっていたこの数カ月間。 テレビは脳を溶かすことを実感。 女神 (新潮文庫)作者: 三島由紀夫出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2002/11メディア: 文庫購入: 2人 クリック: 12回この商品を含むブログ (36件) を見る表題作がやっぱり一番いい。 とい…

砂の星

この世の価値を数えよう わたしと、あなたで これから出会う価値と 私たちが生み出す価値と 氷原に花を撒くあなたが 海原で涙を流す私を見て 助けずにはいられなかったように いまわたしは 砂粒をひとつひとつ拾いながら 見つめているのです その中にあるひ…

忘れる、眠る

白い天井を見上げながら 大切だと思った何かを思い出そうとしていると 光の粒子がさらさらと、流れていくのが見えた。 その流れを手で掬おうとしても 指の隙間からこぼれていってしまう。 本当に、なんだっけ。 最近物忘れが激しくて。 睡眠欲が最近激しくて…