仕事と勉強から逃げ続ける

そして誰もいなくなった (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)

そして誰もいなくなった (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)

クリスティは、幼き日に読んだ「ABC殺人事件」「スタイルズ荘の怪事件」、
一昨年読んだ「アクロイド殺し」に続いて4作目。
旧版の表紙のほうがいいだろー、とふてくされつつ読む。
でも内容はずっと変わらないからね、本当に素晴らしかった。
このプロットの完成度ったら。無駄のなさったら。
クリエイター魂に触れて、久しぶりに感動しました。
 
というわけで、クリスティを漁ることに。
カーテン (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)

カーテン (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)

↑これは今読むべきじゃないとわかってはいましたが
 旧版の表紙が好きだったので、無くなる前に買いました。
春にして君を離れ (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)

春にして君を離れ (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)

 
あとは、引き続いての金田一
犬神家の一族 金田一耕助ファイル 5 (角川文庫)

犬神家の一族 金田一耕助ファイル 5 (角川文庫)

悪魔が来りて笛を吹く」が近所のTSUTAYAになかったので、
順番が狂いましたがこっちを買いました。
 
そんでまた、よしもとばなな
彼女について (文春文庫)

彼女について (文春文庫)

読んだことがない作品でも
またあんな感じなんだろうな、と分かるところがいいと思う。
 
私は、村上春樹江國香織よしもとばななという例外を除けば
基本的に、時の洗練を受けてきた作品しか読みません。
発表後数十年を経た現在でも、その価値を認められている名作は
「読んでよかったなあ」と思える確率が、
書店員さんに「マジでオススメ」された流行りの作家のものより、きわめて高い。
自分で良し悪しを判断するのが、そりゃあ一番いいのだろうけど
それをするには、人生は短すぎる。
真の本好きは名乗れないけれど、まあそれもひとつのやり方、ということで。
 
そんなことを言っておいて、流行作品に助けられたことも。 
今、司書資格取得に向けた勉強をしているのだけど
惰性で読んだはずの有川浩図書館戦争」が意外とためになっていました。
図書館戦争

図書館戦争

「日野図書館」が日本図書館史上でとても重要な意味を持っていたなんて。
あと、作中にあるような高い理念のもとで、図書館が作られてきたことも確からしい。
図書館戦争なんてよく考えたなあ、と初めて読んだ時に思ったけれど
いろいろ勉強した今となれば、意外と「ないこともない」感じに思えてきました。
もう一回読んでみようかな。。。
 
いやだめだ、
本ばっか読んでないで、がんばって単位揃えます。