じぶんのからだを通すこと

人生におけるすべての感情を
ひとつ残らず感じられたらいいのに。
 
いそがしかったり
つかれていたり
何もする気が起きなかったり
いろいろ肉体的な制約があって
 
こころがいまどんな色をしているか
どんな音を出しているか
見えなくなることがある。
 
花の美しさも
ヒトのばかばかしさも
すべてが色や音や温度をもって
私のこころにやってくるのに。
 
私の見られるすべての世界を
少しの背伸びで見られる範囲の、すべての世界を
ひとつ残らずこころでとらえる。
みどりもあおも、雪も光も。