音楽で選んだ、映画のレビュー

主演俳優、監督、原作者だけでなく、
たまには音楽担当者で映画を選んでみるのも、いいかもしれない。
 

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■音楽:おおはた雄一
彼の音楽は、いつも素直にあたたかい。
冬のピクニックで砂浜に敷く、毛布みたいだと思う。
ピアノはコトリンゴだったということがあとから判明して
うれしい驚きだったのだけど。
西原理恵子に関しても
「パーマネント野ばら」を読んだとき、「毎日かあさん」のアニメを見たとき
ああこの人の作品、好きかもなあ、と思った。
そして、どうしても目を離せなくなるような美人、深津絵里
なのに。
うーん、映画としてはちょっと残念。なんか、処々がわざとらしい。
つーか、音楽少ない。
主人公なっちゃんを演じたお三方は、とても好きでした。
原作読もうっと。
 
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■音楽:レイ・ハラカミ
3年前に鑑賞済みですが、再度。
記憶の中で「田舎青春映画」とひと括りにされていなかったのは
全て、彼の音楽のおかげです。(あと、若干はくるり。)
BGMがオケとかピアノとかだったら、絶対観てない。
映画としては、前回観たときより、すっきり楽しめました。
たぶん、ここ3年で
私の中に「田舎」のリアルなイメージが醸成されたおかげだと思う。
主人公そよちゃんの優しく清廉だけど野暮ったい性格が、眩しい。
あとこの、間とシンプルなセリフがよかった。
脚本の渡辺あや、結構好きです。
 
よし、次は脚本で選んでみるか。