ひんやりした気配

紛れもなく、もう秋だなあ。
 
私はと言うと、陶芸教室に通ったり
新しい化粧品を買い込んだり。
そして読書。
 
秋になると、急に質より量を追い求めたくなる。
今年は質も量も、という贅沢な欲求を満たすために
禁断の果実、横溝正史に手を出してしまいました。

本陣殺人事件 (角川文庫)

本陣殺人事件 (角川文庫)

八つ墓村 (角川文庫)

八つ墓村 (角川文庫)

獄門島 (角川文庫)

獄門島 (角川文庫)

(↑これだけ表紙絵がおかしい。
  私が持っているのは、他2作と同様に「獄」の字です。)
 
ああー、あと10年はとっておくつもりだったのに!!!
ミステリーって、感想書くとネタバレにしかならないから
なんとも書きづらいのだけど
ただひとつ言えるのは、横溝正史という作家は
おそらくミステリーの要素を抜いたヒューマンドラマ的な小説家としても
とても優れているということ。
かつ、からくりが面白いからね。言うことなし。
ちょこちょこ納得いかないところもあるけど、
そんなところも含めて、人間の深淵が表されている気もする。
現実世界でも、自分の想像を超えた行動を取る人を見るのは
日常茶飯事ですからね。
 
うーん、横溝正史シリーズがうちの本棚に陳列されるのは
なんだか嬉しいような、でもやっぱり恐ろしいような。
 
10月以降、めちゃくちゃ忙しくなりそうです。
司書資格とるぞー!!