仕事の話

組織と聞くと、まず思い出すのは
ハチとか、ハダカデバネズミとか
社会性の動物たちです。
階級社会、ヒエラルキー
 
組織を動かすには、大きなエネルギーが必要。
自分だけでどんなに感情に訴えかけてもダメで、
 
ロジックと感情で自分の上司を説得し、
その上司がその上司に説明するためのロジックが必要で
一番上の人が納得したら
どうやってそれを実現するかの方法をくまなく考えて
文句を言う他部署の上司に、その方法を説いて
その上司から部下に方法を説明してもらう。
 
下から上にあげて、上から下に落としてくる、というのが
基本的な組織改革方法のひとつなのだけど
まあ、その各プロセスの間にめちゃくちゃ反発されるし
その反発はきれいに自分に跳ね返ってくる。
感情が伴ってしまうと、より面倒になってしまうし、
でも人間であるかぎりそれは避けられないことだと思う。
 
こういう状況を目の当たりにすると
きっとものすごく大変なのに
実行している人はすごいなあ、という畏敬の念と
私は反発する人から感情に訴えかけられた時点で
必ず挫折するだろうなあ、という情けなさでいっぱいになります。
 
私は組織というものの性質や、
どうやれば動かせるかという組織論のようなものを
日に日に理解していっているけれど
その理解が進むにつれ、自分は組織が苦手だということから
目をそらせなくなってきた。
 
学校とか部活とか、小さな組織で必死に自分の立ち位置を確保するために
人に取り入ったり、おべっか使ったり、ぶりっこしたり、
一方ではいじめつくしたり、排除したりしている人を軽蔑していた。
大学生の頃はほんとうに自由で生きやすかったのだけど、
 
会社に入ってみると、当たり前だけどそういう人がたくさんいて
また中学校に戻ったみたいだ。
 
あほか、と思うことがたくさんある。
なんでまずそこ変えないの、というところがたくさんある。
 
会社の男の人(ばかりなのだけど)と話していると
そういう組織みたいなものは面倒だけれど、
ちゃんとそこも楽しんでいるという印象を受ける。
だって熱心に取り組んでいるんだもの。
 
私は?
 
全然興味ないなあ。
 

あーもう最近すんごくイライラして、とうとう
血の通っていない目標を持たされることについて
上司に怒りをぶつけた。
上の人の気まぐれで言いつけられた目標は
全部集めてくると目標同士にに矛盾が生じ、
何を目指すのかわからなくなっているとか。
数値のバランスがおかしいとか。
仕事内容と目指すべきものが乖離しすぎていることとか。
でもまあ、組織にいるということはそういうことか。
 
うちに迷い込んできたアリに、生き抜く秘訣を教えてもらおう。