the edge of summer


Polaroid SX-70
 
あまりにも暑い日が続くので忘れていましたが、もう8月が終っていました。
いくら暑くても、もう秋です。
最後のスイカはもう熟れすぎてぐずぐずで、
ひと掬いごとににじむ果汁は血のようで、一瞬ドキッとしました。
 
先月下旬、図らずも一人の時間が与えられました。
一人だと時間がたくさんあります。ちょっと多いくらい。
ちょうど考えるべきことがいろいろあったので、
読書にちょっと疲れた時は、その時間に充てていました。
結局あんまり考えられなかったんだけど。
思考の持久力が落ち続けている。あああ。
でもいいの。
日頃考え事が少なくて済んでいるのは、幸せなことなのだから。
つらい時ばっかり感受性が尖りまくって、淋しい言葉吐きまくって、
自分を傷つけて生きるのはつらいことだったから。
 
昔書いた文章を読み直すと、
表面上に出ている怒りとか、憎悪とか、そういうのの根底にあるのが
大きな孤独とかなしみと諦めだった。
そんな当時の自分を、抱きしめてあげたくなった。
ちょっとがんばって生きてみたらわかったんだけど、
世界は、あなたが思っているよりあたたかくて、いいところだと思うよ、と
優しく目を見て伝えたくなった。
(こんな心理動向が、母性とか育児欲求になるんだろうな。)
 
4月からストイックに働き続けて、早5ヶ月。そろそろ疲れも溜まってきました。
私の夏休みは、9月の連休続きの週の平日をつぶして10連休の予定。
先輩方を差し置いてこんな時期に休みまくっていいのだろうかと心配していたのだけど、
お盆に夏休みを取ったはずの人たちもみんなお休みされるそうです。あれれ。
暦に裏付けられた休日+「仕事になんねーだろ」な日はみんなゆるゆるです。
さすがお客さんいてこその営業職。お客さんがいないときは営業もいません。
ゆっくり休めそうです。
 
純粋でいるということについて、ちょっとメモ。
汚れることは簡単だ。だって人間には欲があるから。
小さな雪玉を坂の頂上から転がすと、坂を転がり落ちながら泥を含んだ雪を纏っていく。
大きくなった雪玉から泥を払おうとしても、中に埋まった泥はもう取り出せない。
表面をきれいな雪で覆っても、中で凍りついた泥は残ったまま。
雪玉が溶けてなくなってもなお、そこに残っている。
次に降る雪が再び白く覆ってくれるのを待ちながら、私は一人動けないでいる。
 
7月頃からもうさっそく次の仕事を考えていますが、(まだぜんぜんやめる気ないけどね)
なんとなく目標が見えてきました。結局、問題は英語だな。
基本情報技術者試験終わったらやろうっと。
 

聖☆おにいさん(1) (モーニング KC)

聖☆おにいさん(1) (モーニング KC)

宗教の逸話や伝説について、少しでもかじったことのある人には超おすすめ。
あるあるネタ満載です。モンスターエンジンを初めて見た時と似た衝撃でした。
こんな宗教ネタをエンターテイメントに昇華できるのは、宗教の無法地帯、日本だけでしょう。
エスが、シッダールタが、立川に住んでいるなんて!
今5巻まで出てるんだけど、あまりに面白くて一気に読むのがもったいなくて、
4巻で自制。続きが読みたい!!
下弦の月 1 (りぼんマスコットコミックス)

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連載当時、私は小学生。何がいいのかさっぱり分からなかった。
これ、小学生にはわかんないだろ。
当時周りで人気だったのは「神風怪盗ジャンヌ」だったのだから。。。
今読むと、感動します。アダムのささやきで終わったってのが良かった。秀逸。
矢沢あい、すごいなー。そりゃNANAもあんな展開になるわ。
 結構内容としては重いんだけど、重く見せないのがフランス映画。
終わりも空中にぽん、と放り投げるのがフランス映画。
でも風景と光の入れ方は、フランスというよりスペインぽかった。
この手の映画は苦手だったけど、やっと傍観者として冷静に観られるようになりました。
成長したのか、擦れたのか。